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2005年10月27日木曜日

台風などで飛行機がキャンセルになった場合どうなる?

台風で、こんな目に合われた方も多いのではないでしょうか。
こういう事態の時は、まず、旅行会社・航空会社等、旅行商品の申込み先に対処方法を問い合わせるのが一番です。基本的に、そちらの指示に従いましょう。その時その時によって対応方法は違うため、残念ながら一概にどうなるということはできません。

よって、今回は、申込み先より指示されるトラブル時の対処方法の一例をお話します。
対処方法について、航空券のみとツアーの場合にわけて考えてみましょう。国内と海外、不測の事態への対処は大体同じなので、ここではまとめて考えてみましょう。

【航空券の場合】
航空券のみ予約している場合は、下記対処法が考えられます。
■運賃を払い戻してもらう
各航空会社の空港カウンター、もしくは航空券を買った旅行会社にて払い戻しを受ける。

■予約便を変更する
出発日・時間を変更する。つまり、翌日などの飛行機に変更することができるわけです。ただし、もともとその便を予約しているお客様が優先されますので、搭乗順は後回しです。

■他社便へ変更してもらう
同一区間で他社が運行している場合、そちらに変更してもらう。ただし、機材の故障など特別な場合を除き、予約変更不可能な運賃の航空券は変更できません。こちらも該当便を予約していたお客が優先されます。

ただし、航空券の種類(ノーマル/PEX/格安等)や航空会社によって、対応してもらえる方法が異なります。航空券の種類によっては、希望の対処方法では対処してもらえないこともあります。また、事態によっても対応は大きく異なります。特に、格安航空券等の特別割引運賃の場合、対応方法が限られるため、ご希望の対応を受けられないことが多いです。
残念ながら一概にどうとはいえませんので、そういう事態が起こったときには、各航空会社に対処方法を確認しましょう。

【ツアーの場合】
これもケースバイケース。旅行会社や担当者等によって対応は全く違ってきます。
◎出発前に台風などが起こった場合
ツアー自体がキャンセルされたり、他の日に振替えるなど、旅行会社によって対応はまちまちです。申し込んだ旅行会社にツアーが催行されるのか、便や出発日が変わるのかなどを問い合わせましょう。また、朝早い便で旅行会社と連絡が取れずどうなるか分からない時は、先ずは空港へ向かうこと。

◎帰りに飛行機が飛ばなくなった場合
旅行会社か航空会社が対応してしてくれます。旅行会社はホテルに泊まるなどの代案は示してくれますが、ホテル代は個人もちであることがほとんどです。ただし、機材故障などの場合は、航空会社が対処してくれる場合もあります。
近くのホテルが満室の場合は残念ながら空港待機となることもあります。

基本的に天変地異の場合、旅行会社に責任はありません。そのため、日程変更や欠航などの場合にかかる費用は個人負担となります。

欠航・運休時の宿泊費等は保険で保障されることもありますので、特約をつけていくと安心かもしれませんね。

2005年10月13日木曜日

チップが必要なのは、どんな時?

チップを支払う習慣がない日本人にとって、チップを支払うタイミングや、金額は、戸惑ってしまいます。

■チップとは?
まずは、チップにはどのような意味があるのかを考えてみましょう。アメリカなどではチップは労働報酬の一部とみなされるため、サービス業で働く人たちの賃金は、チップをもらえることを前提に、比較的低くなっています。給与の一部を、サービスを受ける側が支払う仕組みになっているのです。
辞書でチップを引くと「心づけ」や「祝儀」と出てきます。上記のような仕組みに加え、チップには、サービスを受けた側の満足度により金額が変化する、「心づけ」的な面もあることが特徴です。つまり、サービスの金額を満足度という基準で評価するのがチップと考えると、わかりやすいですね。

■チップを支払う国について
チップの習慣がないのはアジア諸国、オセアニア、ミクロネシアであり、それ以外の国では基本的にチップを支払う習慣があります。
また上記の国の中でも、地域によっては、海外旅行客が増えたことで、チップの習慣ができ、チップが必要になる場合もあります。旅行に行く前にはガイドブックなどで確認してみましょう。

■チップの相場
欧米諸国のチップの相場の目安です。地域によっても多少異なります。

●ホテル
ポーター 1ドル
枕銭
3★クラスのホテル 1~2ドル
4★クラスのホテル 2~3ドル
5★クラスのホテル 3~5ドル

●レストラン
通常の着席の場合 15~20%
ビュッフェの場合 10%~
※料金に『サービス料』が含まれている場合は小額でよいでしょう。
バーテンダー 1杯に付き1ドル

●移動
タクシー 10~15%
荷物を運んでもらった場合 1個に付き1ドル

●現地発着ツアー
ツアーデスクなどで申し込む現地発着ツアーの場合は、大抵チップ分をあらかじめ含んだ料金設定となっているため、チップは必要ないようです。
但し、移動の際やレストランのサービスなど、ツアー中は多くの人と関わります。その中でチップを要求される場合があるかもしれません。予め、ツアーを申し込む際に確認しておくと良いでしょう。

■チップの渡し方
チップを渡す時、ついもたついてしまいがち。どのようにしたらスマートに渡すことが出来るのでしょうか。
チップをスマートに渡すには、タイミングと、お札の取り出し方が大切です。小さい額のお札を、いつでもさっと取り出せるよう、ポケットなど取り出しやすいところに入れておきましょう。1ドル札を5枚程度、5ドル札も数枚ほど常に入れておくとよいでしょう。
女性の場合は、手持ちのバッグなどの取り出しやすい位置に、お札を折りたたんで、しのばせておくとよいでしょう。
財布を取り出してチップを払おうとすると、もたついてしまいますし、海外では、人前で財布を見せるのは危険です。また、財布をどこにしまっているかもわからないようにしましょう。すりや置き引きなどの対象になる恐れもあるからです。

チップは「心づけ」的な面もあり、決して見栄を張る必要はありませんが、その場に見合った金額を、気持ちよく渡すことで、「ありがとう」の気持ちを伝えるようにしましょう。