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2006年7月27日木曜日

両替は、いったいどこでするのがお得?

両替でまず気になる点は、日本でするか、現地でするかですよね。

一般的に、日本で両替をしたほうがいいのがユーロやドルなどの流通量の多い通貨です。それ以外は、現地での両替が通常はお得です。
現地で両替する際は、「1、銀行 2、両替所 3、空港 4、ホテル」
の順にレートが良いといわれています。
まずはここを知っておけば、明細をみて驚くことも少ないでしょう。
またパッケージツアーの場合は、現地ガイドが両替用にお金を用意している場合があるので、一声尋ねてみると良いでしょう。

さて、大枠を知ったところで、少し各方面の両替事情をみてみましょう。
(☆☆☆:レートが良い  ☆☆:まあまあ  ☆:おすすめできません)

■アジア編(タイ・シンガポール)
アジアは、日本で両替をするよりも、現地での両替が断然おすすめ!

◎タイ 【バーツ(THB)】
基本的には、街中の銀行や両替所とほぼ同レートのため、到着した日に空港の到着ロビーで両替してしまえば楽です。バンコクでは、銀行が閉まっても、ショッピングセンター内の両替所が20時頃までオープンしているため、慌てずにすむでしょう。
☆☆☆ 現地空港
☆☆   現地の銀行、ショッピングセンター
☆     日本の空港・銀行、ホテル

◎シンガポール 【シンガポールドル(SGD)】
タイと同じく、現地での両替がおすすめ。若干ですが、現地空港より、手数料(注1)次第では街中の両替所のほうが、レートが良い場合もあります。深夜着などで、すぐに現地通貨が必要な場合は、空港の両替所が24時間オープンしているため、そちらで両替するとよいでしょう。
☆☆☆ 現地の両替所
☆☆   現地の空港、現地の銀行
☆    日本の空港・銀行、ホテル

■ヨーロッパ編(イギリス・イタリア)
クレジットカードを利用できるところは大いに利用して!ユーロは日本での両替がおすすめです!

◎イタリア 【ユーロ(EUR)】
イタリアを含むユーロ圏は、日本での両替が必須といっても過言ではないでしょう。現地の両替所や銀行は手数料がかかるところも多く、特に観光地付近の両替所はレートが余りよくない場合もあります。イタリアなどの西欧は、カード普及率が高いので、うまく使い分けるといいでしょう。
☆☆☆ 日本の空港
☆☆   現地の銀行、両替所
☆    現地の空港、ホテル

◎イギリス 【ポンド(GBP)】
イギリスは、現地の銀行が比較的おすすめ。日本での両替はすぐ使う分だけにして、あとは現地の銀行で両替するほうが良いでしょう。イギリスは、物価も少々高めのため、比較的換算率のよいクレジットカードをメインに利用をすることがおすすめです。
☆☆☆ 現地の銀行
☆☆   現地の両替所、日本の空港・銀行 
☆    現地空港、ホテル

■アメリカ・カナダ編(アメリカ、カナダ)
米ドルは基本、日本での両替がお得。南米は、日本円を持っていかずに、米ドル持参がベスト!

◎アメリカ(ハワイ・グアムも含む) 【アメリカドル(USD)】
旅行に使う費用の全般を、日本で両替をしていってしまっていいでしょう。足りなくなったら、現地で両替をするというのが一番得策です。アメリカも、クレジットカード利用率が高い為、そちらで対応しても良いでしょう。
☆☆☆ 日本の空港・銀行
☆☆   市中の銀行
☆     現地の空港、観光地の両替所、ホテル

◎カナダ 【カナダドル(CAD)】
カナダに行く際は、現地での両替がおすすめ。空港や観光地の両替所も、街中の銀行とレートに開きはないため、悩むことは特にないでしょう。土日にオープンしている両替所も多く、便利な地域であることが考えられます。
☆☆☆ 現地の空港、現地の銀行・両替所
☆     日本の空港、ホテル

■オセアニア・ビーチ編(オーストラリア、タヒチ)
現地での両替がおすすめ!離島によっては、銀行がない場合があるので気をつけて!

◎オーストラリア 【オーストラリアドル(AUD)】
オーストラリアの場合は、日本での両替は特に必要ないでしょう。しいて言えば、米ドルのレートが良いので、日本で米ドルへ両替し、米ドルを現地通貨に両替する手もひとつあります。2度手数料がかかりますが、それでも、そちらのほうが得な場合もあります。
☆☆☆ 現地銀行
☆☆   現地空港、カジノ
☆    日本の空港・銀行、ホテル

◎タヒチ 【パシフィックフラン(XPF)】
現地の空港での両替が、便利でお得。街中の銀行ともレートに開きもありません。タヒチの通貨であるパシフィックフランは日本での両替ができないため、帰国日に通貨が余ってしまった場合は、銀行や空港で日本円に再両替するのを忘れずに!
☆☆☆ 現地空港
☆☆   現地銀行
☆    ホテル

行く方面、通貨によって、両替する場所を見極めながらお得に楽しく、旅をしましょう。

なお、両替手数料は各銀行、両替所で独自に定められていますので、両替を行う前に確認することをお勧めいたします。

2006年7月13日木曜日

クレジットカードに海外旅行傷害保険が付いているけど、別途保険に入らなくても大丈夫かな?

海外旅行は万が一に備えて保険もしっかり入っていたほうが安心ですよね。
最近のクレジットカードには、持っているだけで自動的に海外旅行損害保険が付いているものが多いようですが、カードの種類によって付いている補償や補償額が異なります。
カードに付随する保険を利用する場合、きちんと保険内容を把握しておいたほうが安心です。

■クレジットカードに付随する保険の内容を調べよう
まずは、自分が持っているカード保険の内容を調べましょう。
年会費無料のカードなどは補償額が少なかったり、年会費の高いゴールドカードは、一般のカードに比べて補償も手厚かったりと、カードの種類によって補償内容が異なります。
(1)クレジットカードに付いている治療費用、賠償責任、救援者費用等の補償内容や補償日数を確認。
(2)海外旅行傷害保険が適用される為の必要な条件がないか確認しましょう。(入会1ヵ月後からの保険適用等)

■クレジットカード海外旅行傷害保険の注意点は?
・一般的なカードだと疾病の死亡補償が付いていません。
・1回の旅行の補償期間は最高90日以内が一般的です。
・「クレジットカードに入会して1ヶ月経過後の旅行から」または、「旅行の費用をクレジットカードで支払った場合のみ有効」等、条件付きのカードがあります。
・現地でのアシスタンスサービスや医療費立替サービスなどを提供していない場合があります。

■保険会社の海外傷害保険に入った方がいい?
海外で病気になった時、国によってかかる治療費には差があり、例えば、ニューヨークで盲腸の手術を行って1日入院した場合の平均治療費用は240万円近くかかります。
もし、クレジットカードに付いている治療費用が100万円だったとすると140万円は自己負担となります。

何か起こったとき、クレジットカードに付いている海外傷害保険の補償内で全てカバー出来るか、お持ちのクレジットカードの補償内容を良く把握しておく必要があります。
カードの種類にもよりますが、補償内容が不十分と思われる場合は、別途、保険会社の保険に加入されたほうが安心です。

また、補償額だけでなく、サービス内容の違いも注目しましょう。
保険会社の保険に加入すると、各社サービスの水準は異なりますが、医療通訳サービスや日本人医師がいる病院の提携・紹介、医療費立替えなど頼りになるサービスを受けることができます。
慣れない土地では病院を探すのも大変ですし、言葉の壁もあるので、やはり安心です。

保険は掛けるのがもったいないと思いがちですが、万が一ケガや病気をした時、少ない掛け金で安心して治療が受けられます。
もしもの時に備えて万全の体制を整えておきたいものです。