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2006年8月24日木曜日

海外旅行するのに一番安いシーズンはいつ?

海外の行く場所(国や都市)によっても異なるので、一概にいつが安いということは言えません。

ですが、おおまかに考えると、まず、旅行代金は大きく「航空運賃」と「ホテル代金などの現地費用」に分けることができます。
その中で、一般的に旅行代金の大きな比重を占める航空運賃で考えてみましょう。航空運賃は、日本人が海外へ多く渡航する時期は金額が高くなり、少ない時期は安くなります。

下記に航空運賃の変動についてまとめてみましたので、旅行を計画する際の参考にしてみてください。
※目的地によっては、異なる場合があります。(例:日本と季節が正反対のオーストラリアは、日本の冬がベストシーズンになるので、航空運賃の変動も変わります)

≪年間の航空運賃の変動≫
4~5月 ★★ 比較的お手ごろ。大きな金額の変動なし。※GWは除く
6月 ★★★ 夏に向け緩やかに上昇
7~8月 ★★★★★ 7月上旬までが比較的安め。夏休み期間で、お盆をピークに上昇していく。
お盆が過ぎると徐々に下降していく。
9月 ★★★★ 8月に比べやや安くなる
10~11月 ★★★ 金額は徐々に下降
12~1月 ★ 年間で一番お求め安いシーズン。※年末年始は除く
2~3月 ★★★ 緩やかに上昇

★1(安い) ★2(やや安め) ★3(一般的な代金) ★4(やや高め) ★5(高い)

上記から、
金額の高い時期は、春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始などの大型連休のある時期
安い時期は、4~5,12~1月(春休み・年末年始を除く)
となります。

また、ホテル代などの現地費用は、目的地のベストシーズンやイベント等がある場合が高くなり、雨季や厳寒期、酷暑などのオフシーズンは安くなります。オフシーズン時は気候が悪かったりしますが、食べ物の旬な時期だったり、人が少なくてのんびり過ごせる等のメリットもあります。

以上のことから、日本でも海外の目的地でも人が多く動く時期は代金が高く、動かない時期は安いと言うことが分かります。また、オフシーズンであっても何を目的に旅行するかによっては、好条件にもなります。例えば、ヨーロッパで美術館めぐりをしたい場合、夏のベストシーズンは大変混みあう中、冬のオフシーズンは比較的空いているので長時間並ばずに入場できる とか、オフシーズンは人が少なくてゆっくり出来るといったメリットにもなります。

訪問したい国のベストシーズンを確認したり、格安で行きたい場合は、オフシーズンの際の気候やその他、諸々の条件について旅行会社に相談してみるのもよいでしょう。

2006年8月10日木曜日

アメリカに行く時は荷物に鍵をかけてはいけない?

2001年9月11日の同時多発テロ以降、アメリカでは各空港で厳しくセキュリティチェックが行われていることはご存知ですよね。 2002年12月23日以降、アメリカ運輸保安局【TSA:Transportation Security Administration】は、保安対策としてアメリカへの出入国とアメリカ国内のフライトの際に、受託手荷物(預け荷物)の検査を強化しています。
この検査は、預け荷物の施錠の有無に拘わらず、無作為に開錠検査を実施するもの。荷物を預けた後、TSA職員によってバッグやスーツケースを開けての念入りな検査が密かに行われています。荷物に鍵がかかっている場合は、ロックを切断、または破壊して検査されます。
そのため、アメリカに出入国する飛行機を利用で、航空会社に荷物を預ける時に「鍵はかけないでください」といわれます。もし、鍵をかけて荷物を預け、この保安検査により、荷物が破損または内容物が紛失した場合でも、賠償は一切ありません。

これは日本人渡航者の多いハワイ・グアム・サイパンでも同様です。

■荷物を預けるときの注意は?
開錠検査されることもあるので、以下のことに注意しましょう。

◇貴重品は入れない
これは基本です。アメリカ以外に旅行するときでも、スーツケースに貴重品を入れるのはやめましょう。
◇荷物を入れすぎない
開錠して閉まらなくなったら大変です。
◇写真等のフィルム入れない
感度の強力なX線検査装置が利用されているため、フィルムが感光してしまう事もあります。また、感光を防ぐためのフィルムシールド等でフィルムをガードしていると、危険物と間違われ、開錠検査されることがあります。写真等のフィルムは手荷物として機内に持ち込まれる事をおすすめします。

■安心な『TSAロック』
いくら検査のためとはいっても、やはり、荷物に鍵をかけないで預けることは心配ですよね。最近では、このTSA検査に対応するための鍵が販売されています。
この『TSAロック』とは、TSAが認定したロックシステムのこと。 このTSAロック対応の鍵の場合、鍵をしたまま預けも、アメリカの各空港にいるTSA職員がTSAロックに対応した特殊なツールもっているので、鍵を壊さずにロックを開錠、検査をします。そして、検査が終わったら、しっかり施錠して戻してくれるのです。

『TSAロック』対応の商品はさまざまです。スーツケース、南京錠、ダイヤル式鍵、ベルトなどがあります。新しくスーツケースを買うなら、『TSAロック』対応のスーツケースを買うのも良いですし、すでに鍵付スーツケースをお持ちの場合、スーツケースには鍵をせずに、『TSAロック』対応の鍵がついているベルトをする、という手もあります。