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2006年10月26日木曜日

格安往復航空券を買って、帰りの分を使わずに放棄することは可能?

少しでも安く航空券を購入したいですよね。
格安航空券の中でも特に安い航空券はFIXタイプが多いですが、今回ご覧になったのも恐らくFIXチケットだったのではないでしょうか。

残念ながら、FIXと呼ばれる格安航空券は、往復利用することが前提となっているため、基本的に片道のみでご利用いただくことはできません。

なぜ出来ないかと言うと、もともと格安航空券は、航空会社が団体ツアー専用に特別価格で旅行会社へ卸したチケットであり、「必ず往復利用する事」という条件の基で安くなっているからです。

また、ある旅行会社の格安航空券の利用条件には次のような記載があります。

■事前に航空会社の承認を得ることなく片道のみ使用した場合(復路の権利放棄)は、航空会社から片道普通航空運賃、または当該航空券の往復の公示運賃(普通運賃またはIATA PEX航空運賃等)との差額の徴収があります。その際は、差額をお支払いいただきます。

この内容から、後々、搭乗しなかった片道チケット分の普通航空運賃との差額を支払う必要があります。

片道利用を前提とした場合は、やはり、片道の航空券をお求めになることをお勧めします。
または、帰国の予定が決まっていない場合は、格安航空券の中でも帰国便が変更可能な OPENチケットを検討してみてはいかがでしょうか?
航空券の種類は色々とありますが、原則的に往復で販売されているものは往復利用することになっています。

この他にもよくある質問の例に
『成田からパリへの格安往復航空券を購入して往路を使わずに復路のみ使用することはできますか?』というものがあります。

上記でもご案内した通り、格安航空券は、成田発着で往復利用することを前提としています。はじめに往路「成田発→パリ行き」の航空券を利用しないと、日本を出発していないと扱われ、復路「パリ発→成田行き」の予約が自動的にキャンセルになります。ですので、この方法もご利用いただくことはできません。

日本で販売されている格安航空券は、あくまでも日本発着のみでの利用となります。

格安航空券は、値段が正規運賃より大幅にディスカウントされている代わりに、自由が効かない部分もありますが、賢く利用して上手に旅をしたいですね。

2006年10月12日木曜日

ハネムーンに旧姓のままのパスポートで旅行できるの?

「旧姓のままの旅券で海外へ渡航できるか」というと可能です。

大きく3つの方法がありますが最も重要な点は「航空券とパスポートの姓名が同じでないといけない」という点です。

では、3つの方法について詳しく説明しましょう。

■旧姓のままのパスポートで旅行する
旧姓のままでも旅行可能です。ただし、気を付けて頂きたいのが、前述しましたように、旅行の申し込み(航空券手配を含む)を旧姓でして頂くという点です。
また、旅行申し込みと同様に海外旅行傷害保険も旧姓での申し込みの方がいいと思います。
パスポートの有効期間がかなり残っていたり、このあと海外旅行に行く予定が当分ない場合は、わざわざ手続きをする面倒がないのでよいかと思います。
◇デメリット
今後に海外旅行に行く時の申込み時に旧姓で申し込むのか、現姓で申し込むのか忘れがちになります。今後も海外旅行に行かれる方は、現姓に書き換えたほうがいいと思います。

■パスポート訂正申請をし旅行する
姓、名又は本籍の都道府県名が変わった場合は、パスポートの訂正申請を各都道府県の申請窓口で行えます。訂正申請をすると、別ページに変更後の内容を追記されます。パスポートのサインは訂正することができませんので、サインも変えたい場合は新規発給申請することが必要です。
◇訂正申請に必要なもの
・一般旅券訂正申請書
・戸籍抄本または戸籍謄本(6ヶ月以内のもの1通)
・現住所が確認できるもの
・訂正するパスポート
・印鑑(ゴム印以外)
・手数料 900円

パスポートの有効期限がかなり残っていて、今後も海外旅行に行く予定がある方にいいと思います。手数料も900円で済みます。
◇デメリット
訂正申請と言えども、パスポートの顔写真のページのサインが訂正されるわけではありません。名義変更の旨を書いたページが別ページとなっているので、空港でのチェックインや入国審査などでのパスポートチェックの時に、指摘されるかもしれません。が、その際には、訂正のページを見せれば問題はありません。あらかじめ両方のページを示しながら出すとスムース。

■新規発給申請
訂正申請ではなく、新規申請をし、一からパスポートを作り直すことも可能です。

パスポートの有効期間が残り少なく、また海外旅行に頻繁に行かれる予定がある場合などにいいでしょう。サイン欄も現姓になりますので、わずらわしいことがありません。
◇デメリット
新規発給となるので、手続きに時間がかかることです。時間がない場合は、新規発給が難しい可能性があります。