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2006年11月16日木曜日

取消料って旅行会社によって違う?

「旅行会社によって取消料が異なることがあるのか」という疑問を解消していきましょう。
早速、結論から申し上げると「取消料は旅行会社によって、ある範囲内で異なる場合があります。」ということが言えます。ある範囲内というのはどういうことか説明していきましょう。まず、募集型企画旅行いわゆるパッケージツアーを企画・運営している旅行会社の多くが社団法人日本旅行業協会(JATA)の標準旅行業約款に定められた範囲内で自由に取消料を設定しています。その範囲の中での設定になるため、各旅行会社によって、異なる場合があると言えるのです。

海外の募集型企画旅行の申し込み・出発日の2週間前の場合は、「旅行代金の20%以内」という項目に当てはまります。
そのため、旅行代金の20%以上の取消料を支払うことはありません。しかし、上記で述べたように標準旅行業約款に定められている「20%以内」の範囲内で旅行会社が取消料を自由に設定出来ます。
例えば、今回お申し込みしたツアーが12万円であるとすると、A社に申し込んだ場合は「旅行代金の20%として\24000の取消料」、B社に申し込んだ場合は、「旅行代金の20%以内である\20000の取消料」を支払うという異なるケースが考えられるのです。

出来れば、取消料を支払う状況にならずに旅行を楽しんでもらうのが一番ですが、万が一の場合も考えて、申し込みの際に、旅行会社から渡される書面やサイトに掲載している各旅行会社の旅行条件書をしっかりと確認することを忘れないようにしましょう。

クルーズ・貸切航空機を利用した旅行等の場合、または受注型企画旅行や手配旅行の場合には取消料の規定が各旅行会社によって異なってきますので、必ず旅行会社にご確認ください。