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2007年9月11日火曜日

海外ホテルでの朝食の楽しみ方

ホテルで朝食・・いい響きです。行かれる場所にもよりますが、リゾートホテルなら、オープンスペースで優雅に食せたり、シティホテルですと、ビジネスマンの活気溢れるダイニングで食せたり、その雰囲気も様々です。ただ、1点言えることは、宿泊客にとって、チェックアウト前の最後の寛ぎの場である朝食。『終わりよければすべて良し』ではないですが、そのホテルの印象を左右する大きなパーツが朝食だと言えます。よって年々、朝食に力を入れるホテルは増加しているのが現状です。

■朝食の種類
大きく分けて3種類あります。
(1)ビュッフェ
日本でいうところのバイキングです。海外ではバイキングというと通じませんのでご注意を!余談ですが、バイキングと日本で呼ばれるようになったのは、日本のビュッフェ発祥の地となった帝国ホテルのレストラン名に『バイキング』と入っていたので一般総称として呼ばれるようになりました。
昨今、大型ホテルを中心にビュッフェスタイルを取るホテルが多くなってきています。

(2)コンチネンタルブレックファスト
基本的に温かい食べ物がないセットメニュー。例えば、パン(トーストでなく、ロールパンやクロワッサンの場合が多い)にコーヒーか紅茶がつくもの。簡単な朝食です。

(3)アメリカンブレックファスト
コンチネンタルブレックファストに、温かいメニューが加わります。卵料理やベーコンまたはウインナーなどの肉料理が加わるのが一般的。また、パンはトーストの他、パンケーキやワッフル、フレンチトーストなどからチョイスできる場合もあります。

行かれる国やホテルによっては、メニューに若干の違いはあります。また、昨今のビュッフェの流行をよそに、まだまだ(2)や(3)のセットメニューのニーズが高いのも現状です。なぜならそう、(2)や(3)の魅力は、ルームサービスOKの場合が多いこと!(ホテルにもよりますが・・)女性の場合は、ビュッフェレストランに行くのに、化粧して云々は面倒くさいもの。またお子様連れの場合も同様。ルームサービスで優雅に済ませたい、というニーズが根強いのですかね。(値段は割り増しとなりますが・・)

■ビュッフェの魅力
昨今多くのホテルで催されているビュッフェ。やはり、好きなものを好きなだけ食せるのは魅力的ですよね!
さて、日本のホテルでもお馴染みのビュッフェですが、海外では、その国やホテルによってメニューが様々なのは勿論のこと。とはいえ海外主要エリアで共通なのは、ある程度のランクのホテルとなると、卵料理をオーダーして、作ってもらえる場合が多い。
朝食ビュッフェの目玉でもある卵料理、その種類をご案内いたしましょう・・ 。
・スクランブルエッグ(お馴染みですね)
・ゆで卵(オーダーの際はゆで時間を伝えるのが一般的です:○○ミニッツボイルトプリーズ)
・オムレツ(具材を選べることが多いです)
・目玉焼き(日本でよく見る片面焼の他、両面焼もリクエストできます!その場合はターンオーバーとリクエストしてみて下さい)
さらに日本ではあまり馴染みのないメニューに、『ポーチドエッグ』と呼ばれるものもあります。形は日本の温泉卵をイメージしていただき、中身はその逆。白身が固く、黄身が半熟のもの。それ単体で食べるというよりは、マフィンの上にのせ、サーモンやベーコンなどをのせて、専用のソースをかけて食べる場合が多いです。『エッグベネクト』というその品目は大変美味!アメリカではメジャーな料理法なので、是非試して頂きたい一品です!
さらに朝食ビュッフェに力を入れているホテルで見逃せないのは、『フレッシュフルーツジュース』。陳列されている多くの果物からいくつかを選び、その場でジューサーにかけてもらう、まさに贅沢なドリンク。日本の高級ホテルでもまだまだ少ないサービスです!

■ビュッフェの注意事項
もちろん、日本の食べ放題とは訳が違います。数人で分け合ったり(日本人に多い)、残したりするのは、マナー違反!決してドレスアップして云々は必要ありませんが、せっかくの海外ホテルビュッフェ、少し姿勢を正して、優雅に振舞い、その雰囲気に浸ってみたいものですね。