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2007年10月9日火曜日

出発する空港で預けた荷物が到着空港で出てこない!

出発する空港で預けた荷物が到着空港で出てこないことを「ロストバゲージ」と言います。
探して見つかれば、翌日に届くこともありますが、数日~何週間と届かないこともあります。
旅先でもしもロストバゲージに遭ってしまったら・・・そんな時、慌てないように事前の対策や現地での対処方法をご案内しますので、参考にしてみてください。

●荷物が届かない原因として考えられること
多くは、経由地点で荷物を積み替え(積み忘れ、行き先の間違い等)の際に起こります。
(例)成田→パリ(経由地点)→ロンドン
また、前回旅行した際の航空会社の便名などが書いてある荷札を付けたままの状態にしているのも原因の1つです(係員が目的地を見間違えてしまう)。

●荷物がなくなった場合
預けた荷物が届くまでに数日かかるといわれた場合、その日程分の着替え等の日用品が必要になってきます。
航空会社によりますが、身の回りの品を買った際のお金を請求することができますので、レシートなどを残しておくとよいです。
もし、荷物が見つからなかった場合には、国際輸送約款に基づき補償金が出ますが、これは非常に少額で、全額補償は、ほぼ不可能です。
その際、入っていて安心なのが、海外旅行保険の携行品損害。航空会社等寄託手荷物不着による損害に保険が下りますので、安心です。

●出発前の対策は?
≪自宅でチェック≫
・前回の旅行で使用した航空会社の荷札は必ず外すこと。
・航空会社の荷札以外に自分の荷札(英語で名前、住所、電話番号を記入)をつけること。
・1日分の下着や洗面道具を機内に持ち込む。
・絶対必要な常備薬は手荷物にする。
・預け荷物の中に絶対に貴重品を入れない。
・滞在先のホテル名、住所、電話番号の連絡先を控えておく。
・海外旅行保険に入る。
 (携行品損害は、特約になる場合が多いので、保険に入る際はよく確認しておきましょう。)

≪空港でチェック≫
・チェックインの際、貰ったクレームタグ(荷物の半券)の最終到着地を必ず確認しましょう。
(稀に全く違う目的地が記載されていることがあるようです。)
・クレームタグは、絶対に失くさないように保管しましょう。

●ロストバゲージになった場合の対処方法
(1)ターンテーブルで自分の荷物が出てこなかったら、クレームタグを持って、バゲージ・クレームエリア(ターンテーブル付近の各航空会社のカスタマーサービス)へ行き申請します。
書式があるので、名前や連絡先(滞在ホテル)、クレームタグの番号、無くなった荷物の形状、色や特徴などを記入し、係員にいつ荷物が手元に届くのか、確認しましょう。
洗面グッズは航空会社に言えば支給されることが多いです。

(2)契約をした海外旅行保険会社に連絡をしましょう。
上限金額や規定はカード会社によって異なりますのでよく確認してください。
※紛失した品物の保険金は、複数の保険会社に重複して請求できません。

誰もロストバゲージに遭わないとは限りません。
もし、起こってしまった場合に備えてある程度の知識があれば心強いです。