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2006年9月14日木曜日

航空券のオープンジョーってどういう意味?

オープンジョーとは、簡単に言うと現地到着空港と現地出発空港の異なるルートのことです。それって周遊型の航空券とはどう違うの?と思われる方もいるかもしれません。ではここで、『周遊型』と『オープンジョー』の違いについて少しみていきましょう。

【周遊型】
複数の都市をめぐる旅行形態で、都市間の移動をすべて飛行機で行う旅行を周遊といいます。

◎2都市周遊

日本出国→(飛行機)→パリ→(飛行機)→ロンドン→(飛行機)→日本へ帰国

右図のようにすべて飛行機で周るルートをとるものは、2都市周遊型の航空券です。

【オープンジョー】
周遊と同じく複数都市をまわる旅行形態ですが、途中の都市間の移動に飛行機以外の交通手段を利用するとオープンジョーと呼ばれます。
※途中の都市間の移動部分は、航空券の料金には含まれず、各自負担となります。

◎2都市周遊(オープンジョー)

日本出国→(飛行機)→パリ=(電車)=ロンドン→(飛行機)→日本へ帰国

右図のようにパリ-ロンドン間の移動を電車などで移動。(※各自負担)このように現地到着地と出発地が異なってくるものは、オープンジョーとなります。

上記例以外にも、
日本(成田)出国→(飛行機)→香港→(飛行機)→日本(関空)へ帰国

このパターンの場合もオープンジョーです。意外に思われるかもしれませんが、同じ日本に帰国しても到着地と出発地が違うためです。

●航空券で周遊する場合のルート作り
ここで航空券で周遊する場合のルート作りについて。
格安航空券で周遊する場合、すべての区間の移動はすべて1つの航空会社でつなぐことが 一般的です。IATAペックスやノーマル航空券といわれる航空券を除き、一般的に格安航空券といわれる航空券は、往復とも同一航空会社の利用が原則となっています。例えば、上記のパリ、ロンドンを周遊する場合、航空券によっては、行きも帰りもエールフランス、またはブリティッシュエアウェイズのどちらかの航空会社でルートをつなげなければならない場合も多いため注意が必要です。

また、オープンジョーの特性をうまく利用すると2都市だけでなく、3都市めぐるルートもできます。

◎3都市周遊(オープンジョー)

日本出国→(飛行機)→パリ→(飛行機)→ニース=(電車等)=ミラノ→(飛行機)→パリ→(飛行機)→日本へ帰国


さて、いくつかルート例を交えてご説明してきましたが、オープンジョーを利用することによって様々な旅のルートを創れることが分かりましたか?うまく利用して、魅力的な交通手段を使ったり、足を伸ばして観光をしたりなど、自分で創る素敵な旅を楽しんでみてはいかが?

※航空券の種類によっては、今回ご紹介したようなルートが不可能な場合もあります。
 詳しくは旅行会社に相談してください。