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2006年7月13日木曜日

クレジットカードに海外旅行傷害保険が付いているけど、別途保険に入らなくても大丈夫かな?

海外旅行は万が一に備えて保険もしっかり入っていたほうが安心ですよね。
最近のクレジットカードには、持っているだけで自動的に海外旅行損害保険が付いているものが多いようですが、カードの種類によって付いている補償や補償額が異なります。
カードに付随する保険を利用する場合、きちんと保険内容を把握しておいたほうが安心です。

■クレジットカードに付随する保険の内容を調べよう
まずは、自分が持っているカード保険の内容を調べましょう。
年会費無料のカードなどは補償額が少なかったり、年会費の高いゴールドカードは、一般のカードに比べて補償も手厚かったりと、カードの種類によって補償内容が異なります。
(1)クレジットカードに付いている治療費用、賠償責任、救援者費用等の補償内容や補償日数を確認。
(2)海外旅行傷害保険が適用される為の必要な条件がないか確認しましょう。(入会1ヵ月後からの保険適用等)

■クレジットカード海外旅行傷害保険の注意点は?
・一般的なカードだと疾病の死亡補償が付いていません。
・1回の旅行の補償期間は最高90日以内が一般的です。
・「クレジットカードに入会して1ヶ月経過後の旅行から」または、「旅行の費用をクレジットカードで支払った場合のみ有効」等、条件付きのカードがあります。
・現地でのアシスタンスサービスや医療費立替サービスなどを提供していない場合があります。

■保険会社の海外傷害保険に入った方がいい?
海外で病気になった時、国によってかかる治療費には差があり、例えば、ニューヨークで盲腸の手術を行って1日入院した場合の平均治療費用は240万円近くかかります。
もし、クレジットカードに付いている治療費用が100万円だったとすると140万円は自己負担となります。

何か起こったとき、クレジットカードに付いている海外傷害保険の補償内で全てカバー出来るか、お持ちのクレジットカードの補償内容を良く把握しておく必要があります。
カードの種類にもよりますが、補償内容が不十分と思われる場合は、別途、保険会社の保険に加入されたほうが安心です。

また、補償額だけでなく、サービス内容の違いも注目しましょう。
保険会社の保険に加入すると、各社サービスの水準は異なりますが、医療通訳サービスや日本人医師がいる病院の提携・紹介、医療費立替えなど頼りになるサービスを受けることができます。
慣れない土地では病院を探すのも大変ですし、言葉の壁もあるので、やはり安心です。

保険は掛けるのがもったいないと思いがちですが、万が一ケガや病気をした時、少ない掛け金で安心して治療が受けられます。
もしもの時に備えて万全の体制を整えておきたいものです。