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2006年4月27日木曜日

温泉旅館で仲居さんへの寸志って渡すの?

チップの習慣のある海外では当然としても、日本ではチップの習慣がない。
とはいえ温泉旅館なんかの場合、寸志を渡すのが普通とも聞くし・・
渡した方がより良いサービスが受けられるのでしょうか?

■温泉旅館の料金体系とは
最近の温泉旅館では宿泊客のニーズから1泊朝食や部屋代と食事代を分けてのプラン(泊食分離)も見受けられるようになりましたが、まだまだ基本的には1泊2食のプランがメイン。その料理内容や部屋タイプ、そして宿泊定員などで、宿泊代金が変わってきます。
さて、その宿泊代金。消費税の包括表示が義務付けられたのが平成16年4月。よって、皆様が通常目にする宿泊代金は、消費税が含まれていると考えていいでしょう。さらにまた、その代金には、旅館の場合、サービス料金(10~15%)が含まれている場合がほとんどです。その他に別途加算されるとすれば、入湯税(150円~)くらい。
つまりは、基本的に宿泊代金には消費税は勿論、サービス料をも含まれていると考えて間違いありません。

■寸志はサービス料とは別なのか
という訳で、宿泊代金にサービス料は含まれているとのことから、特別に別途サービスチップ(寸志)を渡さなくても全く失礼にはあたりません。しかしながら、小さなお子さんや高齢者の方との滞在で、宿の人に特別に配慮をしてもらう機会が多い場合や余分な手間をかけた場合などは、感謝の気持ちをこめて、寸志を渡すほうがいいかもしれません。 といいますか、渡した方がスマートですよね!

■渡すタイミングと金額は
寸志は基本的には、お世話になる客室担当の仲居さんへ。渡すと言えども、現金のままだとあまりに生々しいですよね・・。ポチ袋(子供にあげるお年玉袋、小さなのし袋ですね)の持ち合わせがあればベストですが、ティシュに包めて渡してもOKです。
そしてそのタイミングはというと、部屋へ案内されて、館内の説明を聞き終わった後、もしくは夕食のスタート時が一般的。「お世話になります」なんかの一言を添えて、宿泊代金(一人辺り)の1~2割程度で充分かと。ですので金額でいうと、おおよそ2,000円~5,000円くらいでしょうか?

あくまでも、寸志=気持ちですので、義務ではありませんし、大きい金額を渡す必要もありません。

手厚いおもてなしの旅館(仲居さん)に巡り会ったら、その仲居さんから寸志のお返しに、手作りのお土産なんかをもらった!なんていう(いい意味で)予想を裏切られる思い出深いサービスの事例もあるようですよ!